ユーチューブ「プロ野球ＯＢクラブチャンネル」が１８日に更新され、元中日の藤井淳志氏と昨年限りで現役を引退した前中日の平田良介氏が出演し、落合政権下での地獄キャンプを振り返った。

　現役時代、体脂肪率５％の肉体美を誇った藤井氏。とある練習日に落合監督から「お前、体力がねえよな」と言われ、即座に「いえ、あります」と返答。すると「じゃあ鳥かご（打撃ケージで）３時間打てって言われたら打てるのか？」と言われ、「打てます」と返したところ、その日から３時間ぶっ通しの打撃練習がメニューに加わった。

　鳥かご３時間打撃が個人メニューに加わったことで、同僚から「バード（鳥）」と呼ばれるようになったと振り返った藤井氏。全体練習が終わる１７時から３時間の鳥かご打撃をこなし、その後に隣接する陸上競技場で強化ランニングを終えると、時計の針は２０時半から２１時を指していたという。

　「今じゃ考えられんだろうけどね。帰って飯食って、１時間後には寝てたんじゃないかな」と懐かしみ、「あれはでもスゴいなと思った。だから強かったんじゃないかな」と、落合氏が監督を務めた８年間で４度のリーグ優勝と日本一に輝いた黄金時代の秘話を明かしていた。