大阪桐蔭・松尾 目指すは西武・森+ロッテ・藤原 強肩強打の捕手、内野手としても注目

 強肩強打の大阪桐蔭・松尾
 強肩強打の大阪桐蔭・松尾
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 20日のドラフト会議まで残り1週間を切った。要注目の指名候補選手を2回にわたって紹介する。第2回は高校生編。

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 大阪桐蔭・松尾汐恩捕手(3年)は強肩強打の捕手で、フットワークが軽く内野手としても注目される。打って、守って、走ってとグラウンドで躍動する姿には自然と目を奪われる。今年の世代では王者と呼ばれた大阪桐蔭を支えた扇の要・松尾だ。

 正確なスローイングと軽やかなフットワークで高校生No.1捕手の呼び声が高い。一方で遊撃の経験もあり、幅広い起用ができる選手だ。西谷浩一監督(53)も、大阪桐蔭時代の西武・森と比較し「スピードは断然、松尾の方がある。足の速さや守りの機敏さ。遊撃ができる捕手」と話す。

 パンチ力のある打撃も魅力だ。今夏の甲子園では2回戦・聖望学園戦で2本塁打を記録し、史上10人目となる甲子園5号に到達。さらに、栃木国体の決勝・聖光学院戦でもアーチを放ち、高校通算38本塁打で締めた。

 松尾が目標とするのは捕手としては西武・森、打者としては勝負強い打撃のロッテ・藤原。「好きな選手は藤原さん。三拍子そろった選手。森さんのような打てるキャッチャーになれば使ってもらえるんじゃないかと思う」とプロで活躍する同校の先輩を挙げた。

 20日に迫るドラフト会議。「しっかりやるべきことをしっかりやって指名を待ちたい。目指すのはチームを勝たせられる選手」と松尾。大舞台で躍動する姿を思い描く。

 ◆松尾汐恩(まつお しおん)2004年7月6日生まれ。京都府精華町出身。178センチ、76キロ。右投げ右打ち、捕手。川西小1年から野球を始め、精華中では京田辺ボーイズに所属。大阪桐蔭では遊撃手から捕手に転向した1年秋からベンチ入りし、2年連続春夏で甲子園出場。

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