東大が17年秋以来5年ぶりに慶大に白星 逃げ切り成功に井手峻監督「理想的な試合運び」

 慶大から17年秋以来の白星を奪い喜ぶ東大
 6回6安打2失点で勝利投手となった東大・井沢
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 「東京六大学野球、東大4-3慶大」(17日、神宮球場)

 東大が逃げ切り、慶大から17年秋以来となる白星を奪った。

 先発した井沢駿介投手(4年・札幌南)が6回6安打2失点と粘投。初回に3四球から犠飛で1点を失ったが二回以降は丁寧に投げ込み、勝ち越しを許さなかった。3-2の六回には2死満塁のピンチを背負ったが、「監督がマウンドに来て、『頼むぞ』と言われてもう一段階気持ちが上がった」と捕邪飛に打ち取り無失点。七回からマウンドに上がった松岡由機投手(3年・駒場東邦)も3回4安打1失点と踏ん張った。

 打線は初回に先制点を奪うと、同点の五回に2死満塁の好機を作り、暴投で勝ち越しに成功。なおも2死二、三塁で2番・林遼平内野手(4年・甲陽学院)が左前適時打を放ち3-1とした。

 3-2の七回には2死二塁から1番・宮崎湧外野手(4年・開成)が適時二塁打を放ち、4-2に。八回に1点差に迫られたが、振り切った。

 井手峻監督は「理想的な試合運び。なんとか逃げ切れた。井沢が先発で勝利投手という夢がかなった」と笑顔。井沢も「チームの勝利に貢献してその上で自分が先発勝利するのは目標だった。ある程度試合を作れたのは評価できる」と話し、「1カードで2勝は今まで4年間でしたことがない。ここからどうなるかわからないけど、1勝できたのを自信にチームとしても勢いがあるので、まずは明日につなげていきたい」と力を込めた。

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