U18日本代表 決勝進出に黄信号 山田が初先発も二回途中6失点で韓国に大敗
「U18W杯・2次リーグ、日本0-8韓国」(15日、ブラデントン)
2次リーグが行われ、初優勝を目指す日本は韓国に0-8で敗れた。今秋ドラフト候補の近江・山田陽翔投手(3年)が今大会初先発も、1回2/3を5安打6失点で降板。打線も4安打に封じられる力負けとなった。持ち越された1次リーグの結果と合わせて1勝2敗となり、決勝進出は厳しい状況に追い込まれたが、まずは17日のオランダ戦で勝利を目指す。
決勝進出へ厳しい状況だ。2次リーグ初戦で韓国に投打で完敗。馬淵監督は「先に点を取られると苦しい。ロースコアで競るゲームをしないといけない」と肩を落とした。
主将・山田が今大会初先発したが、踏ん張りきれなかった。いきなり1死一、二塁のピンチを背負うと、4番に左前適時打を許し先制点を献上。さらに1点を追加され、なおも2死二、三塁では三飛に打ち取った打球を味方が失策し、初回に4点を失った。二回にも死球から2失点し「四球が目立った。自分のミスで負けた」。制球が定まらず、二回途中5安打6失点4四死球で降板した。
打線も精彩を欠いた。8点を追った七回、四死球と内野安打で2死満塁の好機を作り、打席には今秋ドラフト候補の1番・浅野(高松商)。ただ、カウント1-2から163キロの直球に手が出ず、見逃し三振に倒れた。韓国の投手陣に4安打に抑え込まれ完封負け。反撃の糸口をつかめなかった。
1次リーグの成績が持ち越され、日本は1勝2敗で4位タイ。決勝進出には、まずは残り2戦で、なんとしてでも勝たなければならない。主将は「なんとか2勝できるように。気を引き締めてやっていく」と力を込めた。





