U18侍 悲願世界一へ山田&浅野が鍵 山田が韓国戦先発&浅野は負傷も問題なし
U18W杯は2次リーグが米国時間15日から米フロリダ州サラソタなどで始まる。大会第6日だった14日、日本は試合がなく、ホテル内でのミーティングや軽めの練習で15日の韓国戦に備えた。同戦の先発は主将・山田陽翔投手(3年・近江)が務める予定。13日・台湾戦で負傷した浅野翔吾外野手(3年・高松商)は問題なく出場する見込みだ。
悲願の世界一へ、負けられない戦いが始まる。1次リーグを4勝1敗のB組2位で通過した日本。A組を勝ち上がってきた米国、韓国、オランダと戦う2次リーグ。3戦全勝で決勝進出が決まる状況だが、投打の主力2人が鍵を握りそうだ。
初戦・韓国戦の先発は山田に決まり、浅野も1番打者で出場する見込みとなった。13日の台湾戦で大敗を喫したが、馬淵監督は「ここからが本当の勝負」とにらみを利かせた。
山田は抑え役を任されていたが、今大会はまだ1試合の登板のみ。「今まで投げていなかった分、自分がチームを助けたい。正々堂々と戦っていきたい」と鼻息が荒い。
13日の守備で左手首と左膝を負傷した浅野は14日に病院で精密検査を受けた結果、ともに骨に異常がなかった。特に手首は打撃で重要な箇所だが、素振りをこなしてみて「少し痛みはあったが、逆に力が抜けていい形になるんじゃないかなと思う」と前向きに捉えた。
台湾戦では打線が打てず、守備が乱れて完敗。浅野は「全然寝られなかった」という。悔しさを晴らすべく、2次リーグに向け「絶対に勝つという気持ちを持って、全員で必死にやっていきたい」と意気込んだ。
◆大会概要 日本は1次リーグB組で4勝1敗の成績を残し、2位で2次リーグに進出。A組は米国、韓国、オランダが勝ち上がった。2次リーグでは1次リーグ同組の対戦成績が反映されるため、現時点で台湾と米国が2勝0敗で首位。1勝1敗で日本と韓国が追う形となっている。勝敗が並んだ場合の順位決定方式は①直接対決の結果②得失点差率など。日本は2次リーグで3戦全勝の場合、自力で決勝進出が可能となる。なお試合は1次リーグ同様、7イニング制で行われる。





