浅野翔吾 木製1号!金属から移行バッチリ「今までで一番良かった」U18侍2連勝

 「U18W杯・1次リーグ、日本4-1メキシコ」(10日、ブラデントン)

 1次リーグB組の日本はメキシコに4-1で勝ち、2戦2勝とした。初回に3点を先制すると、五回には今秋ドラフト上位候補の高松商・浅野翔吾外野手(3年)が、今大会チーム初で、自身の木製バット1号となる左越えのソロ本塁打を放った。高校通算68本塁打目で2試合連続の打点を決め、存在感を示した。12日はパナマと対戦する。

 米国でも浅野が快音を響かせた。木製バットで初となる高校通算68号。「今まで木(のバット)で打った中で一番良かった」。今夏の甲子園大会で敗退した準々決勝・近江戦以来の一発となった。

 見せ場は3-0の五回だ。先頭で打席に立つと、フルカウントから相手左腕が投じた137キロ直球を左翼スタンドにたたき込み、今大会チーム第1号となるソロ弾。笑顔でダイヤモンドを一周し、仲間とともに喜んだ。

 修正を重ねて結果につなげた。今夏の甲子園大会では打率・700、2打席連続を含む3戦3発と大飛躍。ただ、甲子園までは金属バットを使用していたが、国際大会は木製バット。高松商でも木製バットで打ち込みの練習をしていたが、国内での大学生との練習試合では安打をマークするものの、快音は響かなかった。

 さまざまな工夫をし、たどり着いたのはメジャーリーガーの打撃だ。現在はアストロズで17年にア・リーグの最優秀選手に輝いたアルテューベの打撃を参考にしているといい、「体つきも似ている部分があるのでああいう打者になりたい」と浅野。170センチと決して大きくはない体格だが、持ち前のパワーを生かして大飛球を放つ。

 前日の初戦でも2打数2安打2得点と大活躍し、リードオフマンとしてチームをけん引。これで日本は開幕2連勝を飾り、1次リーグのB組で単独首位に立った。頼もしい切り込み隊長が次戦も自慢の打棒でチームに勢いをつける。

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