日本高野連は２７日、第１０４回全国高等学校野球選手権大会の運営委員会を開催し、今大会から初めて代表校の女子部員に対し、試合前ノックのボール渡しや練習補助、試合中のボールパーソンを担う活動を認めると発表した。大会前に実施する責任教師会議、監督会議で安全対策について説明し、活動を行う女子部員がいるかを把握した上で、可能とする。これまでは試合中の記録員としての活動のみだった。

　また、暑さ対策として、試合を朝の部、夕方の部に分けて実施する２部制を含む、さまざまな対策について検討を始めるとした。

　始球式は２００６年に早実で全国制覇を成し遂げた元日本ハムの斎藤佑樹氏（３４）が行い、入場行進の先導は三田西陵の野球部主将である女子部員の東尾凜さん（３年）が務めることが決まった。