市船橋V 双子で甲子園の夢かなった 兄・森本哲太ランニング弾&弟・哲星180球熱投

 優勝を決め、捕手の片野と喜ぶ市立船橋・森本哲星(撮影・中田匡峻)
 双子で甲子園出場を決めた森本哲太(左)と哲星
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 「高校野球千葉大会・決勝、市船橋13-6木更津総合」(27日、ZOZOマリンスタジアム)

 炎天下の中、左腕は拳を突き上げ、帽子を投げ捨て、捕手と抱き合った。市船橋・森本哲星投手(3年)が今夏初先発で9回180球、6失点でチームを07年以来、15年ぶり6度目の甲子園出場に導いた。

 夢がかなった。双子の兄・哲太と弟の哲星。哲星は「高校野球を始めた時から、甲子園に二人で行きたかった。それが今かなってとてもうれしい」と話すと、哲太も「夢が一つかなったことはうれしい」と笑顔を見せた。

 小学3年生から同じチームでありながら、ライバルとして歩んだ。この日は哲星が16安打を浴びながらも腕を振り続けた。中堅を守った兄は「野手で点を取ってやろう」と話し、九回無死でセンターオーバーのランニングホームランを放った。

 夢の続きはまだある。チームメートとともに甲子園で勝利することだ。「先発した時には、9回を思い切って投げていきたい」と哲星。頼れる双子が、聖地でも暴れ回る。

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