ソフトバンク・藤井皓哉 21試合連続無失点 一、二塁のピンチも三振でピシャリ
「ソフトバンク-阪神」(8日、ペイペイドーム)
ソフトバンクの藤井皓哉投手(25)が自身の連続無失点試合を「21」に伸ばした。
6回95球で無失点の東浜からバトンを受け、七回から2番手で登板した。スコアは1-0。これまで勝ちパターンの七回にはサイド右腕の津森が起用されることが多かったが、藤井のベンチからの信頼度が高まっている証だ。
緊迫のマウンドにいつも以上に力が入ったのか、155キロ以上のストレートを連発。先頭の大山を空振り三振に斬った後、糸原の2球目には最速156キロをマーク。糸原も空振り三振に仕留めた。
その後、糸井に左翼線エンタイトル二塁打を浴び、高寺に四球を与えて2死一、二塁とピンチを背負った。だが、最後は代打・高山から空振り三振。1回無失点でチームのリードを守る役割を果たした。3つの三振の決め球はすべてフォークだった。
藤井は20年に広島を戦力外となり、昨年は四国IL高知でプレー。昨年12月にソフトバンクと契約してNPB復帰を果たしたが、最初は育成枠での入団だった。苦労人の右腕が、今やチームの屋台骨を支える存在となっている。