センバツ開会式で倉敷工の選手が倒れる 担架で搬送も医師の診察で問題なし 練習に合流

 開会式中に倒れ、担架で運ばれる倉敷工の選手(撮影・伊藤笙子)
 開会式中に倒れ、担架で運ばれる倉敷工の選手(撮影・伊藤笙子)
 一日順延して行われた第94回選抜高校野球大会開会式(撮影・伊藤笙子)
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 「選抜高校野球・開会式」(19日、甲子園球場)

 開会式が行われ、倉敷工業の選手が倒れるハプニングがあった。大会関係者があいさつ中、足もとがふらつく選手の元へ関係者が駆け寄った。選手は担架で運ばれ、甲子園は騒然となった。

 大会主催者によると、倒れたのは倉敷工の背番号11、菊井颯選手で球場内で医師の診察を受けた。特に体調に問題はなく、第2試合の和歌山東との試合に向けて、練習に合流したという。

 ハプニング後、倉敷工の主将・福島貫太外野手(3年)が選手宣誓。「聖地、甲子園という舞台に立てることに感謝します。大好きな野球ができることに感謝します。そして、私たちの最大の理解者、応援してくれている家族に感謝します。ありがとう。夢や志を持ち続け、これからの未来に向かって1日、1分、1秒を大切に歩んでいきます」などと、コロナ禍での大会開催、支えてくれる周囲の人々への感謝を述べ、全力プレーを誓った。

 大会は前日の雨天順延を経て、一日遅れで開幕。開会式は新型コロナウイルス対策で大会初日に試合を行う6校のみが参加し、それ以外のチームはリモートで行進する映像が大型ビジョンで紹介された。

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