ヤクルト・中村 CS突破へ主砲封じ誓う 勝利呼ぶ阪神・佐藤輝の一発に細心の注意
ヤクルト・高津臣吾監督(52)と中村悠平捕手(31)が5日、都内からオンラインで「2021 JERA クライマックスシリーズ セ」の共同記者会見に参加し、中村はCSファイナルSに向け、巨人、阪神の主砲封じを誓った。
会見の冒頭から引き締まった表情を見せた。阪神、巨人の勝者が対戦相手となる中、「個人的には岡本選手。阪神では佐藤輝明選手」と両チームの主砲に警戒心を強めた。
中でも佐藤には神宮でプロ初本塁打を含む計3発を浴びた。だが対戦打率は・148と抑え込んでいる。「一発長打というものが常につきまとってくる。(長打を)打たれると勢いもどんどんついてきますし、手痛い一発になる」と長打警戒のリードで、頭をフル回転させるつもりだ。
高津監督からはキーマンに指名され、攻守での中心となるよう期待された。中村は「その気になって頑張りたいと思います」とさらに表情を引き締めた。
日本一をつかむためには、まずはCSを突破しなければならない。「セ・リーグのチャンピオンとして堂々と戦えるように頑張りたい」。チームを6年ぶりの優勝に導いた扇の要が、戦闘モードに突入した。