ヤクルト・青木 初V歓喜“フライング”でマウンドへ チームを引っ張り続けた39歳

 「DeNA1-5ヤクルト」(26日、横浜スタジアム)

 喜びを抑えきれなかった。ヤクルト・青木宣親外野手は大型ビジョンに映し出された阪神の最後の打者がゴロを打った瞬間、真っ先に“フライング”でマウンドへ駆けだした。

 プロ18年目で自身初のセ・リーグ制覇。「本当にそれだけを思ってヤクルトに(米大リーグから)復帰した。格別。本当にうれしい」と実感を込めた。

 今季は新型コロナウイルスの影響を受け、2度の隔離を経験した。「なかなか思うように体が動かない」と苦しんだ時間。開けた引き出しは、これまで自身が積み上げてきた経験全てだ。

 「昔のビデオを見たりね。自分がどういう形で打っていたかを、探したりしながら、野球のことをいつも考えていました」

 登場曲を昨季のものに戻したり、オールドスタイルをやめたり…。「流れを変えたい」とロッカーの整理も積極的に行った。きっかけを探し続けた1年間。「ちょっとやり過ぎたかな」と丸刈りにした頭を笑い、負けが続くと室内でナイン全員を集めて声を張り上げたこともあった。

 この日は三回無死一塁から右前打を放ち、3点目のホームを踏んで勝利に貢献。頼れる39歳。キャプテンを山田哲に譲ってからもチームを引っ張り続け、強いヤクルトを取り戻した。

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