ヤクルト チーム引っ張った主将・山田「違ううれしさ」前主将・青木は「頼もしく思う」

セ・リーグ優勝を決め、小川(手前)と抱き合う山田(撮影・伊藤笙子)
優勝会見で思わず笑みがこぼれるヤクルト・山田哲人(左)=横浜スタジアム(撮影・高石航平)
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 「DeNA1-5ヤクルト」(26日、横浜スタジアム)

 ヤクルトが6年ぶり8度目のリーグ優勝を決めた。DeNAを下し、優勝へのマジックは1。数分後に阪神の敗戦が決定した瞬間、マウンドに歓喜の輪ができた。高津監督の身体が5回宙を舞った。阪神とのデッドヒートを制し、2年連続の最下位から一気に頂点へ駆け上がった。

 主将としてチームを引っ張った山田哲人内野手は「一番はホッとしています」と心境を語った。「2015年はまだ1軍2年目だったので自分のことで精いっぱいだった。今年はキャプテンとして周りを見ながら、15年よりは視野を広くプレーできたと思いますし、そういうところがちょっと違うのかな。違ううれしさがあります」と責任感ある立場でのリーグ優勝の喜びを語った。

 2年連続最下位からの逆襲。新主将にとって頼りになったのは前主将・青木宣親外野手の存在だった。「青木さんからも『やりたいようにやっていい』と始まる前から言われていた。『困った時は青木さんに頼らせてもらいます』と言っていた。何回も助けられたし、青木さんが集めて引き締める一言を言って頂いたり。尊敬しています」と明かす。

 そう表された青木は「哲人がキャプテンをやりたいと言うことを聞いてってうれしく思いましたし、本当に、チームを引っ張ってくれた。スマートなタイプで周りからすると引っ張っているように見えないかも知れないけど、後輩たちに声をかけたり、チームをいい方向にという行動をとってくれたりと。頼もしく思います」と後継者のキャプテンシーを喜んだ。

 山田は今季、打率・272、34本塁打、101打点と結果を残した。「まわりが期待する数字ではないと思うが、それでも自分に重圧をかけながら何とか勝利に貢献できるプレーはたくさんできたのかなと思います。ここまできたら日本一になりたい。CSを勝ち抜き、日本一になれたらなと思います」と誓いを立てた。

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