DeNA中井 引退試合で古巣に恩返し打 指揮官「感動して、鳥肌が立った」

引退セレモニーで佐野(右)から花束を受け取り涙ぐむ中井
7回、現役最後の打席で安打を放つ中井(撮影・高石航平)
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 「DeNA2-3巨人」(20日、横浜スタジアム)

 古巣の巨人相手に最後の打席に立った。痛烈な打球を放ち、大喝采を浴びながら一塁を駆け抜けて笑顔を見せてから一転、涙を流した。今季限りで現役を引退するDeNA・中井大介内野手(31)が有終の美を飾った。

 七回無死から代打で登場。畠の148キロ直球を右前にはじき返し、最終打席を華麗に彩った。三浦監督は「中井らしいバッティングだった。感動して、鳥肌が立った」と賛辞を贈った。

 セレモニーでは「僕は野球人として、人として成長させていただけたことが、現役生活の最大の誇りであり、一番の財産です」と携わってくれた人たちへの感謝の言葉を横浜の夜空に響かせた。プロ初出場を果たした横浜スタジアムで14年間の現役生活を終え、最後は笑顔で締めくくった。

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