奈良県内屈指の進学校・畝傍が4強入り 若松主将は週6日塾通い 次戦は天理と
「春季高校野球奈良大会・準々決勝、畝傍10-4御所実業」(8日、佐藤薬品スタジアム)
畝傍が御所実業を下し、4強入り。夏のシード権を獲得した。
「やられたらやり返す」といわんばかりの粘り強さを見せた。二回に先制するも、三回に四球などが絡み逆転を許す。しかし、すぐさまその裏、5番・平井慧人内野手(2年)の右中適時三塁打で逆転。
六回に再び追いつかれるも、またもその裏に主将の若松慎太郎外野手(3年)の左前勝ち越し適時打などで、一気に6点と突き放した。
県内屈指の進学校の畝傍。この日は投手として先発し、勝ち越し打を放った主将の若松も「建築系に進みたい」と週6日塾に通い、国公立大学進学を目指して日々勉学に励んでいる。
同校は昨秋も奈良大会3位と結果を残し、春のセンバツの21世紀枠推薦校にも選ばれた。次戦は秋に敗れた天理と対戦。「気負うことなくいつも通り自分たちの野球ができれば」と若松主将は秋のリベンジに燃えた。