「日本ハム４－１６ロッテ」（２日、札幌ドーム）

　目覚めた主砲が打点を荒稼ぎだ。ロッテ・安田尚憲内野手が先制打に今季１号アーチと２安打４打点の活躍。１９年９月１０日以来の２試合連続２桁、１６得点でチームは連勝。「甘い球をどんどん振っていこうと思ってました。チャンスを作ってくれた先輩方のおかげです」と主砲は謙そん気味に振り返った。

　１日の楽天戦で５打点の主砲は気分よく第１打席へ。初回１死一、二塁。１ボールからの２球目。吉田のファーストストライクの直球を振り抜き右翼フェンス直撃の二塁打。二回は甘く入ったスライダーを右中間最深部へ１号２ラン。「１本でてホッとしてます」と喜びをかみ締めた。

　開幕５連敗時の打率は・０５９だったが、月が変わり大暴れだ。４月は２試合で計４安打９打点。昨年は打てないと直ちにフォーム修正に取りかかっていたが、「今は自分のスイングを貫き通している」という。

　開幕５連敗した悪夢の３月から一転、４月は連勝。「この調子で勝ち星を増やしていけるように。やっていく」。シーズンはこれからとばかりに力を込めた。