ロッテ 7年ぶり開幕5連敗…井口監督「本当に紙一重」1点差負け 早くも今季3度目

 「ロッテ1-2楽天」(31日、ZOZOマリンスタジアム)

 ゲームセットと同時に、スタンドからどっとため息が漏れた。本拠地に戻っても黒星は続いたままだ。ロッテが2014年以来、7年ぶりの開幕5連敗を喫した。

 井口資仁監督は「チャンスメークはできている。あと1本だけ。本当に紙一重のところ。1回でもチャンスをものにしないと勝ちゲームにはならない」と悔しがった。得点は1点止まりで、1点差負けは早くも今季3度目。破竹の8連勝を飾った昨季序盤の勢いは、見る影もない。

 期待の若手が、ことごとく好機で凡退した。1点を追う八回2死二、三塁では、4番・安田が遊ゴロに打ち取られた。九回は先頭の鳥谷が中前打で出塁。犠打を挟んで1死二塁の好機を作ったものの、3年目の山口が代打で右飛に倒れ、最後は藤原が空振り三振に倒れてゲームセットだ。

 開幕からの5連敗は12球団唯一。チームスローガンは「この1点を、つかみ取る。」。その通りにならないもどかしさに、ナインはさいなまれている。

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