楽天・則本昂は七回途中1失点の力投 火を吹く剛速球でロッテ打線ねじ伏せる

 7回、菅野に適時打を打たれ降板した則本昂(右手前)=撮影・開出牧
7回、菅野に左越え適時二塁打を打たれ降板した則本昂(撮影・開出牧)
 力投する先発の則本昂(撮影・開出牧)
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 「ロッテ-楽天」(31日、ZOZOマリンスタジアム)

 楽天・則本昂大投手(30)が今季初登板に臨み、6回1/3を投げて4安打1失点でマウンドを降りた。

 初回から剛速球が火を噴いた。1死で迎えたマーティンに対しては初球が153キロ、2球目が154キロ、3球目が155キロと徐々に出力アップ。1球ごとに球場のざわめきが増していく中、最後はフォークで一ゴロに仕留めた。

 その後も気合のこもったピッチングを見せた右腕。三回1死一塁で、藤原を投ゴロ併殺打に打ち取ると右拳を握りしめ、ほえた。

 しかし、100球を目前に制球が乱れる。七回1死から連続四球。1死一、二塁とされ、菅野の左翼越えの適時二塁打を浴びた。悔しそうな表情を浮かべた。1死二、三塁という逆転のピンチを渡辺佑に託してマウンドを後にした。渡辺佑が火消しに成功すると真っ先ベンチを飛びだして左腕を拍手で迎え入れた。

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