巨人・原監督も大興奮 神走塁の増田大絶賛「もう、価値から言ったら同格だね」
「DeNA3-5巨人」(19日、横浜スタジアム)
巨人が九回2死から追いつき、執念の逆転勝ち。今季初の6連勝を飾った。
土壇場での大逆転劇に、名将・原監督も興奮を隠せなかった。九回2死、岡本の決勝弾が飛び出すと、ベンチ前で右手を突き上げてガッツポーズ。顔面を紅潮させ、喜びを爆発させた。
指揮官は「本人に聞いてみて下さい。大事なところで一本出たというのは大きいですね」。ただ、岡本と同等のヒーローとして持ち上げたのは代走で大仕事を成し遂げた増田大だった。
岡本弾の直前、九回1死から坂本の代走で登場した増田大は二盗に成功。丸の二塁内野安打の間に一気に生還した。際どいタイミングでラミレス監督がリクエスト。だが、捕手のタッチよりもヘッドスライディングをした増田大の左手がベースに触れるのがわずかに早く、同点となった。
かつて、原監督が代走の切り札として起用を続けた鈴木尚広氏をほうふつとさせる神走塁。逆転劇の立役者となった。原監督は「いやいや、もう、価値から言ったら(決勝弾と)同格だね」と大絶賛した。
6連勝で貯金9。2位ヤクルトに3差と独走気配も漂わせる強さだ。