センバツV東邦が凱旋 石川主将「本塁打で自信ついた」

 選抜高校野球大会で1989年以来の頂点に立ち、平成最初と最後の優勝校となった東邦の選手らが4日、晴れやかな笑顔で名古屋市の同校に凱旋(がいせん)した。

 決勝戦で3安打完封、2本塁打と投打に活躍した石川昂弥主将(3年)は、出発前に大阪市内の宿舎で「本塁打を打つことができ、自信がついた」と充実した表情だった。一行は正午すぎに学校に戻り、首から優勝メダルを下げた制服姿で優勝報告会に臨んだ。待っていた約300人の生徒や職員、保護者らから大きな歓声と拍手が湧き起こった。

 この日が誕生日で60歳となった森田泰弘監督は「お待たせしました。30年かかったが、日頃の恩を返せた気持ち」とあいさつした。また決勝戦の前にスタンドからバースデーソングが贈られたことに触れ「乗っていくことができた。(優勝は)今まで頑張ってきたご褒美かな」と笑顔をのぞかせた。

 石川主将は「もう気持ちは切り替わっている。このままでは春夏連覇できない。また明日から、チームを一からつくり直すつもりでやっていく」と気持ちを引き締めた。

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