広陵・吉岡、先輩・中村の笑顔が勇気に “最強の2番”務めた2年生

20日の準々決勝、仙台育英戦で2点適時二塁打を放った広陵・吉岡
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 「全国高校野球選手権・決勝、花咲徳栄14-4広陵」(23日、甲子園球場)

 広陵の夏初優勝の悲願はかなわなかった。大会新記録の6本塁打を放った中村奨成捕手(3年)は5打数3安打。今大会通算19安打、1大会最多二塁打6本の大会タイ記録と記録ずくめの大会を悔し涙で締めくくった。先輩の姿を唇をかみしめて見つめていたのが、中村の前、2番を打った吉岡広貴内野手(2年)だった。

 先発唯一の2年生。大会通算打率・444をマークし、チャンスメーク、送りバント、進塁打と最強打者に最高の形でつないだ最強の2番だ。地方大会から甲子園2回戦までは7番。二塁手の吉岡と二遊間コンビを組む高田桐利内野手(2年)が故障でスタメンを外れ、3回戦から吉岡が2番に起用された。試合ごとに中村への注目と重圧が高まる中で「奨成さんも打てないときがあるので、つないで点を取ろうと言っていました」と献身的な姿勢を貫いた。

 打席に入る前、ベンチの中井監督を必ず見る。その前に視界に入るのが次打者席の中村の笑顔だ。「オレに回せば大丈夫だよと毎回のように言ってくれた」。慣れない打順にも、その言葉が勇気になった。「ただ必死につなぐだけ。つなげば奨成さんがかえしてくれる」と先輩への信頼感が支えだった。

 決勝戦でも適時二塁打を含む2安打1打点。しかし、六回2死満塁の守備で失策を犯し、2点を献上した。相手の集中打は手がつけられず、甲子園の魔物が呪縛をかけたのかもしれない。それでも吉岡は「僕の実力不足です」とひたすら自分を責めた。

 来年は夏の甲子園100回大会。ミレニアム世代と呼ばれる2000年度生まれには、花咲徳栄の4番・野村や大阪桐蔭の藤原、根尾など好選手が居並ぶ。中村ら3年生からは「主軸になってここに戻って来いよ」と声を掛けられた。吉岡は目に涙を浮かべて「先輩たちの思いとともに、自分たちの代で日本一になりたい」と誓った。

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