藤枝明誠、初の甲子園切符!大雨の決勝5時間24分激戦制した

 「高校野球静岡大会・決勝、藤枝明誠23-10日大三島」(26日、静岡草薙球場)

 第99回全国高校野球選手権大会の地方大会は26日、各地で行われ、静岡では藤枝明誠が中断を挟んだ雨中の激戦を制して春夏通じて初の甲子園出場を決めた。昨夏4強の明徳義塾(高知)は8年連続19度目の出場を決め、津田学園(三重)は初めて代表の座を勝ち取った。日大山形、日本文理(新潟)、彦根東(滋賀)も甲子園切符をつかんだ。

 祈り続けて、泥んこになって藤枝明誠が初の甲子園切符をつかんだ。試合時間は、2時間56分の中断を含め5時間24分。超異例のロング決勝戦だった。

 就任4年目で甲子園に導いた光岡孝監督(39)は「あの雨だったので、中止を覚悟しました。中断の間は(ノーゲームになったときに)子どもたちにどういう言葉をかけてあげればいいのかばかりを考えていました」と胸の内を明かした。

 豪雨が襲ったのは12-2の七回。1死一塁で中断したが、雨脚が弱まる気配はない。プロ野球なら五回、高校野球でも準決勝までなら七回で降雨コールドゲームが成立するが、地方大会の規定では決勝戦にコールドは適用されない。10点リードでノーゲームになれば大ごとだ。

 中断から2時間後、両チームの控え部員が総出でスポンジを手にグラウンド整備を開始。雨は降っていたが、中断から約3時間後に再開し、何とか最後までやり切った。

 静岡県高野連の木村政彦理事長(58)は「こちらは地方大会の規定にのっとってやっている」と説明。今後、サスペンデッドゲームなどルール変更を検討することは否定した。

 再開後は四球や失策などもあり、両チーム計33得点の大乱戦。ただ、双方の応援団が最後まで声をからしたスタンドは大きな混乱がなかった。時間はかかったが、誰もが納得できる結末ではあった。

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