明徳爆勝発進 粘投&3ラン!北本が攻守で存在感

 「高校野球高知大会・2回戦、明徳義塾10-4高知商」(17日、春野運動公園野球場)

 高知大会は8連覇を狙う明徳義塾が13安打10得点で高知商を下し、初戦を突破した。エース・北本佑斗投手(3年)が高校初本塁打となる3ランを放つなど、投打で活躍した。岡豊は八回コールドで高知小津に快勝した。

 自分自身を助ける大きな一発だった。3-2で迎えた五回1死一、二塁。明徳義塾のエース、8番・北本が内角低めのカーブを捉えると、打球は右翼ポール際に飛び込んだ。「ライトフライかなと思ったけど、飛んでいた。気持ち良かった」。自身の高校初アーチに声が弾んだ。

 8連覇を狙う夏の高知大会初戦。北本は制球に苦しみ、走者を背負った。三回に四球と二塁打で1点を失うと、五回にも2安打と味方の失策などで1点を献上した。そんな苦境を自ら打開する3ラン。「あのホームランで楽になって、市川につなげられた」。7回0/3を投げ、10安打4失点。粘りの投球でリードを守り、八回途中から後輩右腕の市川悠太投手(2年)にマウンドを託した。

 今春センバツでは初戦で怪物・清宮を擁する早実(東京)と対戦。2点リードで迎えた九回に自身の失策などで同点に追いつかれ、延長戦の末に敗れた。

 センバツ後は「体が開いて球威が落ちる」という課題を克服するために体幹を強化。「腹筋1日500回」など厳しいトレーニングを続けた。その努力はマウンドだけでなく、「打球が飛ぶようになった」と打席でも生きている。

 強敵・高知商を退け初戦を突破した。馬淵史郎監督(61)は「あの3ランがなかったら、試合は分からんかったね」と北本の打撃を称えた後、「内容は良くなくても、夏は勝ち抜けたらええんよ」と笑った。「一戦一戦、決勝戦のつもりでやりたい」と北本。常勝軍団が底力を見せつけ、8年連続となる夏の甲子園に一歩近づいた。

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