立大が59年ぶり4強進出 3点差逆転で天理大下す

 「全日本大学野球選手権準々決勝、立大4-3天理大」(8日、神宮球場)

 立大が3点差を逆転して、2連覇を達成した1958年以来59年ぶりの4強に進出した。

 序盤に好機を逃す展開。溝口智成監督は五回終了後のインターバルで「意地を見せろ!」と奮起を促した。試合終盤。選手がようやく、ゲキに応えた。

 3点を追う八回1死二塁は、山根佑太外野手(4年・浦和学院)が左翼席へ2ランを放った。さらに九回1死は1番・寺山寛人外野手(3年・神戸国際大付)が遊撃内野安打で出塁し、二盗にも成功。主将の2番・熊谷敬宥内野手(4年・仙台育英)の中前適時打で同点に追い付いた。

 延長十回からタイブレークに突入。両チームともに打順を選択し、1死満塁から試合を再開した。立大は先頭の3番・飯迫恵士内野手(3年・神戸国際大付)の二ゴロの間に勝ち越し点を奪い、逃げ切った。

 溝口監督は試合後に「誰か1人に頼るのではなく、粘り強い戦いができていた」と選手をねぎらった。「これからはさらに厳しい戦いになると思う。1点を守る、1点をもぎ取るために、より対応力や修正力が大切になると思う」と準決勝・東海大北海道(10日、神宮)戦を見据えた。

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