甲子園でノッカー補助の女子マネ、大分の首藤さんが卒業 夢はアナウンサー

 昨夏の全国高校野球選手権大会で大会前の甲子園練習に参加して大会関係者に制止された大分高野球部の元女子マネジャー首藤桃奈さん(18)が1日、大分市の同校で卒業式に出席した。

 首藤さんは甲子園練習でノッカーの補助などをしたが、途中で大会関係者に止められた。グラウンドに立てるのは男子のみという大会規定に準じた措置だったが、この件が議論を呼び、日本高野連は今春の選抜大会から条件付きで女子部員の甲子園練習参加を認めた。

 首藤さんは「いろいろ言われたけど、多くの人のおかげでルールが変わった。素直にうれしいです」と喜び、聖地を踏む後輩女子部員に「けがをしないように選手と同じ集中力でグラウンドに立ってほしい」とエールを送った。4月から関東の短大に進学。アナウンサーになり、スポーツの素晴らしさを伝えるのが「今の私の夢」という。

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