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原監督、勝負の世界チンが上がるとダメ

2014年1月3日

 デイリースポーツ単独インタビューに応じた原監督(撮影・会津智海)

 デイリースポーツ単独インタビューに応じた原監督(撮影・会津智海)

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 「そんなことするな、と(笑)」

 ‐いや、するな、じゃなくて、しないだろうと思ったわけです。

 「だって、勝つという、優勝できるという確証があるならばいいでしょう。勝負の世界はねぇ。昔の人は『勝負は下駄を履くまでわからない』って言ったけど、ミスター(長嶋茂雄終身名誉監督)に言わせると『下駄を履いても…』と、僕らは教えを受けてきたわけですよ。その部分からいくならば、あのワンゲームを勝利するということが非常に大事だと」

 ‐ゲーム差は関係なしに、ですか?

 「ゲーム差は…でも2位チームですから。阪神の底力ってなものがどっかにあるぞ、というのが僕の心の中であったのかもしれないけど。やっぱり勝負の世界というのは、少しチン(顎)が上がるとダメだね。顎が上がると足をすくわれるような気がします」

 (続けて)

 「選手たちは顎が上がって有頂天でプレーする時がありますよ。それはそれで度が過ぎるとカッと言えばいいんだけど、そんな中で野球をすることが、いいことにつながる時もあるんです。ただ僕ら監督、コーチというのはダメだと、それは。いつ何時においても。やっぱり、目線を下げて地に足をつけておくことが大切だと思いますね」

 ‐あの1ゲームで心臓をえぐられた阪神はそこからガタガタと失速していきました。あそこまで原監督がやるということは、1カ月後のCSを見据えてのものだったんでしょうね。

 「それもありますよ。それもあるし、やっぱり伝統の巨人‐阪神、阪神‐巨人というのは、野球界のみならず、世界のチームスポーツの中で僕はトップ。それを育みながら、守っていくという部分においては、タイガース戦はやっぱり全力で戦ってしのぎ合う、雌雄を決するというものを強く持たなければいけないことだと思いますね」

 ‐今年の阪神は“しのぎ合える”チームでしたか?

 「かなりの戦力補強をしてチームがガラッと変わったなあと。今までのベテランがいなくなってね。それでも投手力というものの強さ…ただ後ろの方にまだチームとしての迷いがあるのかなというのは感じてはいました。でも、先発投手においてはいい投手陣を持っているし、チーム全体においても何とか変わろうと、何とか強くなろうと、何とかジャイアンツをやっつけようと、そういうものが僕らに強く伝わってきましたね。またそれを我々も『何くそ!』という形で戦いを挑んでいった、という感じがします」

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