阪神・藤川監督 引退発表の原口は「戦力」 絶大な信頼不変「大事なところで活躍してくれる」

 阪神・藤川球児監督(45)は30日、甲子園での全体練習を見守り、今季限りで現役引退する原口をポストシーズンの貴重な戦力として期待した。「短期決戦ですから、状態が上がってきた選手たちで勝負する」と方針を示し、「プレーオフまで戦っていくので彼の力が必要になる。そう信じています。監督としてそれを待つ」と力を込めた。

 練習前、選手やスタッフが集まった円陣で「(原口を)戦力として呼んでいる」などと鼓舞。一塁での守備練習やフリー打撃に熱視線を送った。

 不屈の男は、大舞台でこそ輝く。現役時代はともにプレーし、バッテリーも組んだ。「グラウンドでの必死な姿」を近くで見てきたからこそ、最後に大仕事をやってのけそうな期待感がある。

 「やっぱり勝負師ですよね。大変なところで1本打つのは本当に難しい。その中で戦ってきている選手。最大限の敬意はあります」

 原口の引退セレモニーが予定されている2日・ヤクルト戦(甲子園)は代打で起用する考えだ。スタメン出場は「村上が(タイトルの可能性が)あるので」と、原口が固辞したことを明かすとともに「ベンチに入って、大事なところで活躍してくれると思う」と指揮官は予言した。2014年の日本シリーズから数えて原口には通算14試合のポストシーズン出場経験もある。日本一の歓喜の瞬間まで一緒に戦う。

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