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【野球】DeNA・山崎が帝京の先輩・原口について話さなかった理由

 オールスター第2戦の9回を無失点に抑え、原口(左)とタッチする山崎=2016年
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 DeNAの絶対的守護神として君臨する山崎康晃投手(26)。名門・帝京高校出身の右腕は、これまで母校の1学年先輩にあたる阪神・原口文仁捕手(27)の病について口をつぐんでいた。現役選手や有名人らがエールを送る中、コメントを控えた理由とは-。

 寒風吹きすさぶ横須賀・ベイスターズ球場。キャンプイン目前の1月のことだ。衝撃的なニュースが野球界を駆け巡った。

 「阪神・原口 大腸がん公表」

 各球団の選手や有名人たちがさまざまな媒体を通じてエールを送った。そんな時、姿を見せたのが山崎だった。練習後、病と闘う決意を表明した高校の1学年先輩について質問した。すると…。

 「僕はあんまり(コメントを)出したくないんですよね。思うことはたくさんありますし、ツイッターでメッセージを送ろうかとも思いましたけど、あえて僕のコメントは出したくないなと」

 なぜあの時、口をつぐんだのか。原口が1軍復帰した後、改めて聞いてみた。

 「あの時は本人が一番つらかっただろうし、僕にとってはスーパーヒーローなので。取材していただけるのはありがたいですが、マスコミを通じてコメントを出す、それだけじゃなかなか伝わらないこともある」。大病と闘うことになった本人の気持ちを思うと、簡単に良くなってほしいとは言えなかった。

 2日からはAクラスの座を懸けて阪神戦に臨む。「人として素晴らしい方。勝負を楽しみたい」。原口との対戦を心待ちにする一方、こうも言っていた。「甲子園だし、オールスター、監督推薦で出ないですかね?」。結果的に原口は選出されなかったが、もう一度バッテリーを組みたいという、野球人としての純粋な思いも見えた。(デイリースポーツ・山本航己)

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