阪神・前川 3戦連続マルチ「なんとかっていう感じの」交流戦打率・342

 「オリックス4-0阪神」(11日、京セラドーム大阪)

 チームの連勝は止まっても阪神・前川のバットは止まらない。「2番・左翼」で6試合連続スタメン出場し、8日の西武戦から3試合連続の複数安打を放った。

 「なんとかっていう感じのヒット2本だったので。また左ピッチャーに当たった時にいけるかなと思う」

 初回1死。カウント2-2から曽谷のスライダーをバットの先に当てて中前打とし、塁上で頬を緩めた。六回は先頭で直球をはじき返して遊撃の頭上を越える左前打。「まずはちゃんと捉えにいくという感じで。結果詰まったりしたけど、いいところに飛んでくれたりしたかなと思う」と振り返った。

 「まだそんなに左ピッチャーとも対戦してないので、まあ、なんとも言えないけど」としながら「これから対戦した時に生きるような打席だったかなと思う」とマルチ安打に胸を張った。これで交流戦の打率は・342。今季の打率も・287と上昇を続け、2番としての役割も板についてきた。打線奮起へ好調男がカギとなる。

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