阪神・森下 同期・門別のプロ初勝利へ援護「先制点を取って楽に投げてもらえれば」

 巨人戦での活躍が期待される森下
 東京へ移動する森下(撮影・立川洋一郎)
 プロ入りへの決意を胸にポーズを決める(前列左から)茨木、井坪、(中列左から)門別、岡田監督、森下、(後列左から)富田、戸井、野口=22年12月
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 阪神・森下翔太外野手(23)が2日、今季初先発する22年度ドラフト同期の門別を援護射撃することを誓った。鳴尾浜の寮で一つ屋根の下で生活を共にする、4歳年下の同期にとってはプロ初勝利がかかる3日・巨人戦(東京ド)のマウンド。まずは先制点をもぎとって、有利な試合展開をお膳立てする。

 門ちゃんのバックアップは俺に任せろ-。虎党の期待を一身に背負って腕を振ることになる年下同期を思う森下の言葉は、たくましさで満ちていた。「高卒で、巨人戦で、なかなか緊張すると思うんで、先制点を取ってあげて楽に投げてもらえればいいかな」。ビジターでの伝統の一戦、先手必勝を思い描いた。

 「東京ドームでピッチャーとしてはどっちかっていうと不利な球場になると思うんで」と一発警戒の必要性は、野手としても熟知している。それでもG打線を相手に信頼は揺るがない。「より神経を使うと思うんですけど、そこはあいつも堂々としてるんで心配はしてないです」と高卒2年目のハートの強さに期待を寄せた。

 首位攻防戦として迎える今季3度目の巨人戦。「今年のジャイアンツはピッチャーがすごくいい。そのピッチャーで流れをつかんで、どっちかって言うとタイガースに似てる野球かな」とライバルを分析する。「カードを勝ち越せば、追い越されることはない。まずは初戦を取ることが一番大事」と3日先発・戸郷の撃破に全力を注ぐ。

 22年ドラフト1位の森下には、同2位の門別が「野球に真剣」と映る。昨年1月から虎風荘で“共同生活”。大卒と高卒で年齢は4つ離れていても一緒に遊びに出かけたこともあり、食事の時間には当然のように会話を交わす。先発調整のために2軍降格中の門別が、「やっぱり早く1軍の舞台で投げたい。1軍の先発でずっと投げたい」と熱望する姿にも触れた。

 昨年12月のハワイV旅行では、“留守番”だった門別のために海がバックプリントされたTシャツをお土産として渡した森下。「いい形で早めに(先発機会が)回ってきてくれたんで、何とか勝利を挙げられたら」。今季初先発の試合では先取点という大きなプレゼントをプロ初星につなげてもらって、同期の絆を証明する。

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