阪神・佐藤輝 1年目に並ぶ自己最多24号締め「しっかりスイングできた」 打点量産キャリアハイ92点

 1回、2者連続本塁打となるソロを放つ佐藤輝
 6回、勝ち越しとなる右犠飛を放ち、ナインとタッチを交わす佐藤輝
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 「東京ヤクルトスワローズ5-4阪神タイガース」(4日、神宮球場)

 不本意な形でレギュラーシーズンは終わった。九回1死二塁。阪神・佐藤輝が塩見の三塁線へのゴロをはじく。この試合2つ目の失策がサヨナラ負けへとつながってしまった。

 ロッカーへ向かう間、三塁と左翼スタンドの阪神ファンからは温かい声援が送られたが、トーンは低い。今季を振り返り「優勝できたのは良かったです」と話す表情もさえなかった。

 打の主役となるはずだった。大山が先制2ランを放った直後の初回2死。高橋の初球、高めへの147キロを力負けせずに引っ張り、右中間席へ鋭い打球を運んだ。2021年の1年目に並ぶ自己最多24号ソロ。「ストレートに対してしっかりスイングできた」と自賛する一発で、興奮冷めやらぬ左翼席を再び大きく盛り上げた。

 同点に追い付かれた直後の六回1死一、三塁は、捉えた飛球を右翼後方へ放った。相手の好守で犠飛となったが「何とか大竹さんに勝ちをつけたいという思いもあった」と話していただけに、九回の守備に悔いが残った。

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