高木豊氏が阪神・佐藤輝の2軍落ちは「人生のリセット」と表現 「大正解」と強調

 高木豊氏
 ノックを受ける佐藤輝(撮影・石井剣太郎)
 打撃練習する佐藤輝(撮影・石井剣太郎)
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 野球評論家の高木豊氏が30日、自身のYouTubeチャンネルを更新。23~25日のDeNAとの首位攻防3連戦で3連敗を喫し、一時首位から陥落した際に「岡田監督辞めろ」のワードがトレンド入りした現象をあきれた表情で話題にした。

 シーズン前の順位予想で阪神を1位に推していた高木氏は「順位予想でいったんひっくり返るって言ってる。そういう状態に来ることがあるよ」と解説。

 横浜スタジアムのイベントが長いと岡田監督が話したことにも触れ、「イベントに関しては長い!みんな何を見に来ているの?野球でしょ。イベントはイベントの会場を作ればいいじゃない別に。いらないと思うけどね」と持論を展開。「あってもいいと思うけど、妨げになっているという感じなら文句もいいたくなるよね」と岡田監督に同調した。

 また3連戦中に佐藤輝が2軍行きとなったことも、岡田監督批判につながっていることを聞くと、「一からもう一度立て直した方がいい。破壊をしないと成長しないし、新しいものが生まれてこない。そこで生まれた新しいものは自分の感性、感覚になってくるから。今の感性、感覚は間違っている。新しいものを作り上げるために2軍に落としたとしたら俺は大正解だと思う」と強調。

 「彼の人生のリセット」と表現し、「今の感覚で野球はやらせたくないんじゃないか。それだけの素質がある選手だから。将来、森下、大山らとクリーンアップを組めば鬼に金棒。そこを岡田監督は感じてるんじゃないかな」と岡田監督の狙いを推察した。

 再び首位に返り咲いた阪神については「いったんチーム状態が悪くなって。岡田監督がどうしていくかを見るのが楽しみでしょうがない」と話し、「まだ1走が走ってトップでバトンを渡して、2走がちょっとモタついてるなっていうところ。まだ3走にもバトンは渡っていないから。アンカーに渡った時にどんな野球を見せてくれるかが楽しみ」とリレー競技に例えて今後の采配を期待した。

 また動画内で高木氏は「破壊」をテーマに、「日本ハムは再来年に優勝する、中日はあと4年後に優勝すると思っている」と持論を展開している。

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