阪神・大山 意地の適時二塁打 交流戦両リーグトップタイ9打点目

 8回、適時二塁打を放つ大山
 8回、渡辺諒の犠飛で生還する大山
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 「楽天6-4阪神」(8日、楽天モバイルパーク)

 劣勢ムードを変えたい一心で、阪神・大山悠輔内野手は打席内で集中力を高めていた。4番の仕事を果たした一打。リーグトップの38打点、さらに交流戦両リーグトップタイの9打点目をたたき出し、意地を見せた。

 「(伊藤)将司が頑張ってくれていましたし、なんとかしたいという思いでした」

 2点を追う八回無死一、二塁の好機で打席に入った。フルカウントから酒居が投じた145キロ直球を、逆らわずにはじき返した。ダイビングキャッチを試みた右翼・小郷の前に打球は弾み、二走・中野が本塁に生還した。

 この後、佐藤輝の一ゴロの間に三走・植田が生還し、続く渡辺諒が中犠飛を放った場面では、自ら本塁にかえった。一時逆転の流れを呼び込む、価値ある適時二塁打だった。

 6月の月間成績は7試合の出場で打率・360、2本塁打、9打点。勝負強い打撃でチームをけん引している。この日は勝利に導くことはできなかったが、9日からは日本ハム3連戦(エスコンF)を戦う。主砲はすぐに気持ちを切り替えた。

 「勝敗が全てなので、勝てるように明日頑張ります」。6月絶好調の大山のバットが、勝利には不可欠。北の大地でも役割は変わらない。ポイントゲッターとしての使命を果たす。

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