落合博満氏 阪神・佐藤輝に「彼はまだ1年」 評価も昨季後半の失速には「打ち方だよ」

 元中日監督で、野球評論家の落合博満氏が27日、深夜に放送されたMBSテレビ「ONE NUMBER」(関西ローカル、前1・29~)に出演。テレビ初共演となった元阪神タイガース・掛布雅之氏との対談で、阪神の佐藤輝明内野手について語った。

 番組の中で掛布氏から、佐藤輝について問われると「彼の場合はまだ1年目。あれ以上を期待する方がまだ無理でしょう」と評価。掛布氏も「頑張った、よくできましたですよね」とうなずいた。

 その上で「落合監督なら1年間使う場合、あそこまでフルに使い切りますか?いい時に休ませます?」と問うと、落合氏は「それ(休ませる)は考えないと思うな」と即答。「ただ、見切り発車はしないよ。替わる選手がいるなら、そっちを使う」とも語った。

 佐藤輝はプロ1年目の昨季は126試合に出場。打率・238、24本塁打、64打点の成績だった。規定打席にも到達したが、シーズン後半に失速。スタメン落ちも経験した。掛布氏が「後半あれだけ打てなくなると想像できなかった」と首をかしげると、落合氏は「それは打ち方だよ。あれだけ下からバットが出てくると、ちょっとしんどいものがあるね」と指摘した。

 番組ではメジャーで主流になった「フライボール革命」について話題になった。フライを打ち上げた方が、ヒットになる確率が高いという理論。一般的に打球速度が時速158キロ以上、打球角度が26度から30度に上がった打球が最もヒット、ホームランになりやすいと言われる。

 メジャーでは昨季、ヤンキースのジョーイ・ギャロ外野手(シーズン途中にレンジャースから移籍)が153試合の出場で、打率・199ながら38本塁打。フライボール革命の好例とされているが、リーグ全体では本塁打は増えた一方、三振数が激増したことなどが紹介された。

 その上で、落合氏は佐藤輝について「下からバットがくると、点でボールを捕まえることになる。線で捉えてない」と分析。「直してもいいんだろうけど、それで彼の特徴がなくなるのが怖い」と不安も口にしたが、「1年目だから好きなボールを打たせていいというのは言えた思う。日本でやるなら、ある程度上から下に振り下ろしてこないと」と、打撃フォーム修正の必要性を語った。

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