阪神・西純 またまた快投4回0封 OP戦開幕後8回3安打0封12K 「状態上がっていく」

 「オープン戦、DeNA0-2阪神」(15日、横浜スタジアム)

 勢いが止まらない。阪神の西純矢投手(21)が2番手で登板し、4回1安打無失点で5三振を奪う快投を見せた。オープン戦開幕以降は2試合で計8回を投げて無失点で、3安打12奪三振と抜群の投球内容。開幕2カード目の4月6日・広島戦(マツダ)で登板が濃厚な右腕は、開幕へ向けて順調過ぎる仕上がりを見せている。

 西日に照らされたりりしい顔が、一段と頼もしく映る。成長著しい21歳が、また新たな姿を見せた。2番手で登板した西純が圧巻の投球だ。登板前に掲げたテーマ通り、ここまで投球数の少なかったチェンジアップを多投。手応えを口にした。

 「チェンジアップを使って、ツーシームで打たしたり、外のスライダーで三振を取れたりした。フォークをバットに当てられる時でも、そういう投球ができるのかなと」

 1-0の六回1死では、1番・佐野に対してチェンジアップを3球続け、三邪飛に。シーズンでの対戦も想定しながら「誠志郎さん(坂本)が相手の頭にない配球をしてくれた。やっぱり意識も残ると思うので」と好感触を明かす。

 昨季の全体投球数1138球中、チェンジアップはわずか10球(データは共同通信デジタル)。「左打者のゾーンに、フォークと区別しつつ、うまく打たせる球を投げたい」と試した中で「しっかり投げられた」と納得。配球の幅を広げる、新たな武器となりそうだ。

 DeNA打線を内野安打1本に抑え、4回無失点。3者連続を含む5三振と寄せ付けなかった。これで3月中の実戦は、2試合で計8回3安打無失点、12奪三振と絶好調だ。

 開幕2カード目となる4月6日・広島戦(マツダ)での先発が濃厚。この日は6日・日本代表戦(京セラ)に続いて中継ぎでの登板となったが、岡田監督は「次からは頭からいかんと。イニング投げなあかんから」と、次戦以降は先発として登板させる方針だ。

 「キャンプから積み上げてきたものがだいぶ良い感じになってきていますし。開幕に向けてもっと状態が上がっていくと思うので、良い調整ができたらなと思います」と右腕。最高の状態で、シーズンを迎える。

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