阪神・近本“ケガ厳禁”2年ぶり有観客も張り切らずに細心注意「迷惑かけないように」
阪神・近本光司外野手(27)が31日、キャンプのテーマに「ケガ厳禁」を掲げた。昨季は優勝争いがヤマ場を迎えた10月21日・中日戦(甲子園)で右ハムストリングスを負傷し、残り3試合の欠場を余儀なくされた。終戦の瞬間もベンチから見届けただけに、シーズン完走へのこだわりは一段と強くなった。
「とにかくケガしないように。去年は最後迷惑かけたっていうのが自分の中で引っかかっている部分がある。あれが中盤とか前半やったらもっと迷惑かけていたんで。そうならないようにやりたい」
昨季、最多安打、ベストナイン、ゴールデン・グラブ賞を獲得。名実共にチームの顔となった男の照準はあくまで開幕だ。矢野監督から唯一のレギュラーと認められ、チーム内競争に身を投じる必要はない。初の対外試合となる2月8日・日本ハム戦(宜野座)も出場しない見込みだ。
2年ぶり有観客キャンプでもハッスルプレーにはブレーキをかける。「うれしい。見てもらうっていうのがプロ野球だと思う」と歓迎しつつ、「見られているだけでちょっと力が入る。張り切ってプレーするよりはどうケガしないか」と注意を払う。充実の1カ月を過ごし、万全の状態で開幕へ向かう。
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