阪神・大山 反骨の18号V3ラン サンズに並んだ!3連勝導いた キング獲り視野

1回、先制3ランを放つ大山(撮影・立川洋一郎)
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 「阪神3-1広島」(12日、甲子園球場)

 おいしいお酒が飲めましたな!!阪神は今季初となる甲子園のデーゲームで快勝。初回に大山悠輔内野手(25)がチームトップタイとなる18号3ランを放ち、そのリードを守り切った。期待が大きいゆえの厳しい声に負けず、日々成長を続ける背番号3。本塁打王のタイトルも視界に入る中、これからも価値ある一発を積み重ねる。

 秋晴れの聖地に快音が響いた。今季初となる甲子園でのデーゲーム。その初回、大山がどんぴしゃのタイミングで捉えた打球は、低い弾道でバックスクリーン左へ飛び込んだ。強烈な先制パンチとなる18号3ラン。若き主砲が、持ち前のパワーで猛虎に3連勝を呼び込んだ。

 2死一、二塁で迎えた第1打席だった。カウント1-1からの3球目、真ん中付近に甘く入ってきた直球を完璧に仕留めた。気温30度を超える甲子園をさらに熱狂させた一撃は、サンズと並んでチームトップタイとなる18号。8日のDeNA戦(横浜)以来、4試合ぶりの一発は今季7本目の殊勲本塁打だ。

 「打つだけだと思っていましたし、毎日、毎日、悔しい思いをしている。何とか打ってやろうと思って打席に立ちました」

 前日11日の広島戦では勝利したものの、大山は2度のチャンスで凡退。矢野監督は好機での打撃を課題として、名指しで奮起を促していた。ここまでキャリアハイペースの数字を残しながらも、期待が大きいからこそ、厳しい言葉を投げ掛けられる背番号3。その中でも「取り返すというよりも、きのうはきのうで、きょうはきょうというふうにやっています。また新たな気持ちというところなので」と前を向くことだけは絶対に忘れない。

 2点リードの八回先頭で迎えた第4打席は、右翼フェンス直撃の二塁打を放ち、3試合ぶりのマルチ安打を記録。「きのうの自分よりも成長した姿を一日、一日、積み重ねていくというところなので。自分自身に勝てるようにやっています」。一歩でも前に進む、成長しようという姿に指揮官は「これからもランナーを置いた時にこそね、かえせるバッティングをしてもらいたい」と期待を寄せる。

 巨人・岡本がナイターのヤクルト戦で20&21号を打ったため、セの本塁打王争いで3本差となったが「ホームランの数よりも打点だったりを増やしていけるように頑張りたい」。周囲からの厳しい声をバネに、飽くなき向上心を持つ大山は力強く伸びていく。

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