阪神・矢野監督、継投失敗を謝罪「アキ(秋山)には一番、申し訳ないと」

試合後、スタンドに一礼する阪神・矢野燿大監督=京セラドーム(撮影・飯室逸平)
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 「阪神2-2広島」(16日、京セラドーム大阪)

 阪神は終盤、広島に追い付かれて痛恨のドロー。今季3度の延長戦も勝ちきれなかった。早めの継投策も裏目になり、守備のミスもあって、5割復帰はならず。矢野燿大監督は「うーん複雑やね」と振り返り、継投失敗を自ら謝罪した。

 「5回で俺が代えちゃったけど。アキには一番、申し訳ないと。アキ自身はしっかりとやってくれた」

 試合は初回、阪神が2試合連続の先制。ボーアの右前適時打などで2点を奪った。

 先発は秋山。初回のピンチを切り抜けると、5回まで無失点と安定した投球。わずか4安打だったが、矢野監督は継投を選択。だが、結果的に裏目に出た。六回のマウンドに上がったガンケルが、1死から鈴木誠、松山の連打で1点を失った。

 さらに八回には、岩崎が復帰登板。先頭の西川に中前打を浴びると、犠打で1死二塁。ここで長野の打球を、二塁・植田が捕球ミス。チームとしてこの日2つ目の失策でピンチを広げた。48試合で早くも37個の失策。矢野監督は「野球というスポーツではあること」とかばったが、リーグワーストの数字から抜け出せない。続く鈴木誠を投ゴロに抑えたが、松山との対戦で痛恨の暴投。今度はバッテリーミスで同点に追い付かれた。

 なんとか引き分けでしのいだが、ミスによる失点で後味の悪い結果に。打線も、四回以降はなかなか安打がでず、苦しい戦いを強いられた。指揮官も続ける。

 「もちろん、あのまま勝つのはしんどいしね。打線の援護もないとダメだし。逆に言うと、投手がすごく嫌な流れの中で粘ってくれたからこそ、引き分けになった。打線から言えば、そういう課題はある」

 17日の休みを挟んで、18日からは巨人、ヤクルトと関東で6連戦に挑む。首位の巨人とは5・5差。正念場の戦いになりそうだ。

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