阪神・福留「入り」の重要性「いち早く地に足を」好相性・菅野撃ちで開幕ダッシュや
阪神の福留孝介外野手(43)が16日、迫るシーズンを前に、開幕ダッシュの重要性を語った。新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れ、120試合に短縮される異例ずくめの1年で、「入り」の大切さを強調。開幕戦で対戦する巨人のエース菅野には対戦打率・316、4本塁打、9打点と好相性。球界最年長の5番がキーマンになる。
開幕が3カ月遅れ、120試合に短縮される異例のシーズン。誰もが過去に経験がないだけに、福留は「入り」の大切さを強調する。狙うのは当然、開幕ダッシュ。好相性を誇る菅野撃ちから、好スタートを切る。
「どのチームも入りというのは、すごく難しいシーズンにはなる。その中でいち早く自分たちの野球を取り戻してね。地に足をつけてどれだけ早くできるか、そういうところが大切にはなってくる」
ベテランの経験が生きる1年にもなる。開幕は宿敵・巨人との3連戦。初戦はエース菅野との対決だ。昨季の伝統の一戦では打率・365、4本塁打、8打点と好相性を誇るが、菅野との対戦でも通算で打率・316、4本塁打、9打点と好成績を残す。2年前の開幕戦でも、本塁打を含む3安打と攻略した。
開幕戦には「5番・左翼」での出場が確実。菅野撃ちが期待されるものの「それは昨年までのこと。あまり気にせず臨みます」と平常心を強調する。この日の全体練習でも浜風をものともせず、次々と右翼スタンドに放り込んだ。球界最年長の43歳。22年目のシーズンも不可欠な存在だ。
「本当に難しい開幕であったり、シーズンになる。その中で一つでも多く勝って、少しでもたくさんの方々に笑顔を届けられるようにね」。チームスローガン「It’s 勝笑 Time!オレがヤル」を体現する。不測の事態で輝きを増すベテランの経験と技。虎の5番が開幕ダッシュを導く。
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