阪神・望月、原口のバット折った 最速151キロで打者6人に1安打 矢野監督も絶賛

 「阪神春季キャンプ」(4日、宜野座)

 阪神の望月惇志投手(22)がシート打撃に登板した。最速151キロを計測し、打者6人を1安打無失点。先発ローテ入りへアピールした。

 がむしゃらに腕を振るだけではなく、変化球はコースへ制球。「いい力感で投げられた」。内容のある投球で、1軍で結果を残した打者を抑えた。

 近本は外角低めのフォークで見逃し三振。木浪は低めのカーブで泳がせて二ゴロに仕留めた。大山には直球を中前へ運ばれたが、続く原口は内角の144キロでバットを折り、投ゴロ併殺打に片付けた。

 今キャンプは初日から3日連続でブルペン入り。打者を立たせ、実戦を想定した投球を繰り返してきた。その成果と仕上がりの早さを示す29球。矢野監督はシート打撃で目立った選手に望月と谷川を挙げた。「(望月は)打者の崩れ方とか、真っすぐで差し込むのもあった。バランス的にも良かった」。期待の5年目右腕に一層の奮起を促した。

 昨季は主に先発として8試合に登板。プロ初勝利を含む1勝1敗、防御率4・02だった。1軍レベルの打者と対戦した経験を糧に、今季は一本立ちを目指す。「開幕(ローテ入り)を狙ってやっているので、次の実戦でもしっかりやれれば」。ローテ争い生き残りに向けて、力強い第一歩を踏み出した。

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