ひげダンス効果!掛布チルドレン大爆発

 ベンチ前で一二三(左)を笑顔で出迎える掛布DC(撮影・保田叔久)
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 「2軍練習試合、西武2‐8阪神」(11日、春野)

 掛布効果で大爆発!!阪神安芸組が11日、初実戦となる西武との練習試合(春野)を行った。北條史也内野手(19)の先制三塁打などで8得点を奪い快勝。ベンチで戦況を見守った掛布雅之DC(58)は、教え子の活躍に大満足。キャンプ前半を振り返り、北條や一二三慎太外野手(21)の成長に感じた手応えを口にした。

 掛布DCのほおが緩みっぱなしだ。キャンプ第2クール最終日。ベンチの一番左端に立ち、今年初の対外試合を見守った。大活躍したチルドレンの成長ぶりに目を細めた。

 「僕としては、非常に手応えがありました。意味のあった10日間だったと思います」

 0‐0で迎えた三回1死。荒木を三塁に置き、3番・北條は1ボールからの2球目、真ん中高めの直球をフルスイングした。左中間フェンス手前で打球が弾む先制三塁打を放った。「上から(球を)たたく意識で打ちました。掛布さんのおかげです」。九回の第5打席にも右中間へ二塁打。「ひげダンス打法」の効果を示した2長打に満足げだった。

 4番・一二三は無安打ながら2四球。特に七回1死満塁から、追加点を挙げた押し出し四球を掛布DCは「今までと違い、ボールの見極めができている。4番の四球だな」と絶賛。結果以上に内容が伴ったことに、一二三も「自分でも見送り方は良かったと思う」と手応えを口にした。

 三回、岡崎と原口の連続本塁打には、ハイタッチの列に加わり選手と喜び合った掛布DC。第2クールを快勝締め。指導に当たった10日間に、充実感をにじませた。

 キャンプ前半を終えて目を引いた選手には北條、一二三の名前を挙げた。北條には「秋季キャンプから継続して取り組んできたことが結果として出ている。安心しました」と話した。

 安芸組の指導は一度終了する。この日に帰阪して、12日沖縄入り。伊藤隼、森田らがいる宜野座組をチェックし、再び18日から安芸組の指導に当たる。

 掛布DCが不在の第3クール。教え子には「より実戦を考えた練習になってくる」と宿題を与えた。帰ってきた時に、どれだけ成長しているか。期待を胸に、沖縄へ向かう。

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