「ボクシング・ＷＢＡ世界スーパーフェザー級タイトルマッチ」（３１日、大田区総合体育館）

　王者・内山高志（３６）＝ワタナベ＝が同級６位オリバー・フローレス（２４）＝ニカラグア＝に３回１分４７秒、ＴＫＯ勝ち。具志堅用高の１３回に続く、日本歴代単独２位の１１度目の防衛に成功した。

　圧倒的な強さだった。３回、強烈な左ボディーを決めると、たまらずフローレスはダウン。レフェリーーはカウントを途中で止めた。故障していた右拳、左肘が完治した絶対王者は「ちょっと当てたつもりが、打ったらそのままでした。会長にも『ゆっくりやれ』と言われていたんですが」と苦笑いだ。

　日本人最長の防衛記録を５年１１カ月に更新した。Ｖ１１は具志堅用高以来、３３年ぶり。１３連続防衛の日本記録は目前だが「防衛回数にこだわりはない」と明言した。