【天皇賞】キタサンBが逃げ切った

 「天皇賞(春)・G1」(1日、京都)

 脅威の粘り腰を発揮した2番人気のキタサンブラックが3200メートルを逃げ切った。

 好スタートから主導権を奪うと、終始マイペースの逃げ。直線残り200メートル過ぎで外から昨年の3着馬カレンミロティックが馬体を並べて来て、いったんは頭ひとつかわされたが、そこからもう一度盛り返して鼻差V。3分15秒3のタイムで、昨年の菊花賞に続くG1を制した。

 06年ディープインパクト以来の勝利となった武豊騎手は「強いですね。スタート前はいろいろ考えていたけど、スタートを出て逃げようと思った。思った通りのペースで行けたし、全てがうまくいった。一気に伸びる馬じゃないので、少しもたついたところで(2着馬に)先に出られたけど、手応えがあったし、差し返してくれると思って追った。まだまだ強くなりますね。いい馬です」と絶賛。自身の春盾7勝目を喜んだ。2着に13番人気のカレンミロティック。3着に3番人気シュヴァルグラン。昨年の有馬記念馬で1番人気のゴールドアクターは、好位から4角で2番手に上がったが、直線失速して12着に沈んだ。

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