樹木希林 森繁さんとの思い出を披露

山路ふみ子女優賞を受賞した樹木希林は副賞を着物の懐へ大事に入れながら喜びのスピーチ=汐留・ヤクルトホール(撮影・三好信也)
山路ふみ子映画賞・女優賞を受賞した樹木希林(左)と新人女優賞を受賞した廣瀬すず=汐留・ヤクルトホール(撮影・三好信也)
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 「第39回山路ふみ子映画賞」の贈呈式が27日、都内で開かれ、女優賞の樹木希林(72)、新人女優賞の広瀬すず(17)らが出席した。樹木は今年「あん」「海街diary」「駆込み女と駆出し男」に出演し、本賞を含めて内外で既に5つの女優賞を獲得している。

 この日は観客の求めに応じてドラマ「七人の孫」(1964~66年)で共演した故森繁久弥さんとのエピソードを披露。森繁さんは文学座出身の樹木に「アアタね、アアタね、新劇はね、ヤだね~!頭でっかちで大した芝居しないし」と言っていたという。

 「森繁さんというと、その一言ですね。でもいつも新劇のことを気にかけておりました。私は新劇から出て森繁さんに出会ったのがこんにちの財産になっております」と懐かしんだ。

 また、「七人の孫」の続編をオファーされ「割に合わない」と断ったところ、当時のTBSの局長が文学座を訪れて樹木を説得。「ギャラが少なすぎる」という樹木に「100%アップしてあげる。森繁さんですら50%です」と持ちかけて出演を承諾させた。後日、樹木は自分が1回5000円からの100%アップで、森繁は1回80万円からの50%アップだということを知ったという。

 この日は副賞の目録を和服の懐にしまい込むギャグを見せた樹木、「それが懐に入れる習性になった」とオチをつけていた。

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