広島まさか規定打席到達の全5人が打率1割台…打線復活のカギとは 「経験値がある。若い選手も落ち着く」名球会のレジェンドが挙げたキーマンは
広島打線が苦しんでいる。チーム打率・202は12球団ワーストで、本塁打もロッテと並んで最少の9本だ。開幕から20試合で7勝13敗の5位に沈む一因となっている。
個人に目を向けても、規定打席に到達している5人が全員1割台に沈む(坂倉・192、佐々木・189、中村奨・182、小園・176、ファビアン・169)。直近2試合連続完封負けで、最近5試合でわずか4得点。新井監督にとっては采配をする以前に、個々の状態が上がってこなければ、現状を打破するには限界がある状況だろう。
通算2064安打を放った元阪神監督の藤田平氏は、技術よりもメンタル面に問題を指摘。そして、「秋山を継続して使うのも1つの手だと思うね」と低迷打破にベテランの起用を提言した。
秋山は開幕から代打起用が続いたが、今季初先発した19日・DeNA戦から先発した3試合は全て安打を放っている。ただ結果以上に、藤田氏はその存在が若手にとって精神的な支柱になると説く。
「まだまだ動けているし、4打席じゃなくても3打席でもいいんだよ。若手を使うのもいいんだけど、やっぱりベテランは経験値があるし、大黒柱的な存在がグラウンドにいてくれると若い選手も落ち着くもんだよ。そのためにメジャー帰りで獲得したし、38歳になってもチームに残しているわけだろうから」
周囲からも認められる練習量と人間性を持つ秋山が打線にいることで、若手の負担が軽減してノビノビとしたプレーを取り戻す1つのきっかけになると指摘した。
藤田氏は広島に限らず、苦しい時こそベテランの力は必要だという。「中日の大島もそうだし、1軍に上がってきた阪神の梅野もそう。経験のある選手がいると若手にとって大きいもんだよ」。世代交代の波にあらがうベテランの意地に期待した。
