松山5位…最終日逆転優勝ならず ショット不調も今季8度目トップ10

 「米男子ゴルフ・プレーオフ・ツアー選手権・最終日」(25日、イーストレークGC=パー70)

 5位から出た松山英樹(24)=LEXUS=は4バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの69で回り、通算6アンダーで5位だった。64と伸ばしたロリー・マキロイ(27)=英国=が通算12アンダーで並んだ3人によるプレーオフを制して今季2勝目を挙げ、積算ポイントによるシーズン総合優勝を初めて飾った。賞金153万ドル(約1億5450万円)と総合優勝のボーナス1千万ドル(約10億1千万円)を獲得。米ツアー通算13勝となった。松山のシーズン総合は自己最高の13位。

 スタート時の3打差は終わってみれば6打に広がった。最終戦を逆転優勝で飾ることはできなかったが、長いシーズンを終えた松山は穏やかな表情で「よくボギー1個とダブルボギー1個で収まった」と振り返った。

 フェアウエーを捉えたのは3度だけ。前半はバンカーから脱出して1パットでパーを拾う場面が4度あった。グリーンを外しながらチップショットを直接入れた12番など中盤に3バーディーを奪ったが、強豪が伸ばし合った最終日にそれだけでは限界があった。14番のボギーで勢いは止まり、最終18番はミスが重なりダブルボギー。「いいショットはゼロ。真っすぐ飛ばない」と話した。

 それでも5位に食い込み、今季8度目のトップ10。スコアをつくる地力はさすがだ。最終戦では今季の弱点だったパットが上向いた。パットで稼いだ打数を示す数値は今大会トップ。賞金ランキング9位となったシーズンの手応えは「ないです」と答えたが、技術的には得たものがある。「今週のパットがあれば優勝争いできる確率が高くなる」と、10月13日からの日本オープンに目を向けた。

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