広島・秋山 ひとり親家庭13組に力もらった 社会貢献活動として球場招待
「広島7-5ヤクルト」(16日、マツダスタジアム)
広島・秋山翔吾外野手が35歳の誕生日に躍動した。2試合連続今季4度目の猛打賞。逆転サヨナラ2ランを放った前日の七回から5打席連続安打で、打率はリーグトップの・468に上昇した。
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秋山にとってはもちろん、招かれた親子にとっても忘れない一日になったはずだ。この日は広島市母子寡婦福祉連合会および広島県ひとり親家庭等福祉連合会を通じ、会員の親子を試合に招待する企画の第1回となった。
試合前練習を終えて球場内の施設に姿を見せると、参加者からハッピーバースデーの合唱とともに盛大に迎えられた。その後は全員にサインを書いて記念撮影。参加した親子は憧れの背番号9と、笑顔で交流を深めた。
秋山自身もひとり親家庭の境遇で育った。西武時代から継続してきた活動。その第1弾が、くしくも自身の誕生日という巡り合わせになった。「自分が生まれた日にマツダで試合があって、こういうタイミングでスタートできるというのはすごく記憶に残るかなと思う」と感慨深げに話した。
「皆さんもすごく交流してくださってたように見えたので。これをまたプレーでしっかり、やっぱり見に来て良かったなと思えるようにしたい」と誓いを新たにした。次回は5月5日・阪神戦(マツダ)で実施予定。周囲の存在も刺激に変えて、みんなにとってのヒーローであり続ける。(デイリースポーツ広島担当キャップ・向 亮祐)





