「広島７－５ヤクルト」（１６日、マツダスタジアム）

　秋山、田中といったベテランの活躍が逆転を呼んだね。田中の満塁本塁打は見事。決勝点はマクブルームだったけど、目の前で秋山を歩かされた中で、一発はならなかったけど意地の犠飛。悔しさを前面に出してくれた。今後の打撃に期待ができそうだ。

　この勝ちは非常に大きい。大盛や小園に初安打も出た。先発・玉村のあとをついだリリーフは無失点リレー。全員でつかんだ１勝。チームとしてノッていける勝利になった。

　先発の玉村は初回に５失点。先頭の浜田の内野安打が、すべてを狂わせたように見えた。１死後に二盗、サンタナの左前適時打で先制点を許し、完全にリズムが崩れてしまった。そこから村上に四球でピンチを広げた。村上には前日も３四球。この２試合まったく打っていない打者に警戒し過ぎだ。あとの打席の３三振を見ても怖がる必要はない。

　玉村はボール自体は悪くなかった。試合の入り方の難しさが分かったと思う。いい経験ができたと切り替えて、次回以降の反省材料にしてもらいたい。