カープ岡田 復活へ1回3人斬り トミー・ジョン手術から577日ぶりプロ相手「まだこんなもんか」

 「教育リーグ、オリックス3-0広島」(8日、杉本商事バファローズスタジアム舞洲)

 トミー・ジョン手術から復活を目指す広島・岡田明丈投手(29)が8日、教育リーグ・オリックス戦(杉本商事)の六回から登板し1回を三者凡退で締めた。キャンプ中にホンダとの交流試合で登板はあるが、プロ相手は21年8月8日のウエスタン・阪神戦以来、577日ぶり。かつての剛腕が復活にまた一歩前進した。

 マウンドに向かいながら岡田は不安がよぎったという。21年秋に「右肘内側側副靱帯再建術・屈筋腱断裂修復・肘頭骨棘(こっきょく)切除」(通称トミー・ジョン手術)を受けた。2月のキャンプでは2月23日に社会人のホンダを相手に実戦登板はあるが、プロ相手となれば話が違う。

 「通用するのかな」

 だが、迷いはそこまでだった。上がってしまえば、投手の本能で打者に向かって行った。六回、先頭の石川は142キロで三ゴロ、セデーニョは変化球で左飛、大城はこの日のMAX144キロで右飛に打ち取り、三者凡退で復活登板を終えた。

 「自分の中では納得できるような投球ではなかったですけど、走者を出さずに投げられた。今後の指標というか自信につながってくると思う。結果を引き続き出していきたい」

 かつての剛腕からすれば球速は物足りなく映ったが、まだ1試合、今後の課題にすればいい。

 「全然、腕が振れていないなという感覚だった。(球速は)まだこんなもんかというかもうちょっと出てほしいなと思いました」

 今後は登板を重ねながら結果を残し、イニングを伸ばす計画。150キロ超が戻る日も遠くない。これまでと同様に着実に復活ロードを歩み続ける。

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