広島・西川龍馬 実戦復帰早ければ29日 8月中の1軍復帰へ青写真
広島の西川龍馬外野手(27)が25日、後半戦での早期1軍復帰に意欲を示した。下半身のコンディション不良で6月5日に出場選手登録を抹消され、現在はリハビリに励んでいる。既にマシン打撃は再開。早ければ29日のウエスタン・阪神戦(倉敷)で2軍で実戦復帰し、8月中の1軍復帰を目指す。
アクシデントに見舞われ、間もなく2カ月近くを迎える。西川は「もちろん早く戻るつもりでやっていたが、ちょっと無理だった」。偽らざる本音を吐露した。
6月2日の日本ハム戦で下半身のコンディション不良を発症し、同5日に出場選手登録を抹消された。直後から打撃感覚を維持するため、ティースタンドに球を置いて打ち返す練習は継続。リハビリ組の3軍で着実に調整し、ようやく次のステップが見えてきた。
だが、2軍で新型コロナウイルス感染者が多数確認されたため一時、活動を停止した。復帰プランは変わったものの、早期の1軍合流への思いは変わらない。「1日でも早く上がって戦力になりたい」と力を込めた。
コロナ禍に見舞われた2軍は練習を再開し始めた。日程通りに試合が再開されれば、29日のウエスタン・阪神戦から後半戦が始まる。西川は早ければ、同戦からの実戦復帰を目指す。順調に進めば、8月中の1軍復帰も見えてくる。
首脳陣の西川に対す期待は大きい。佐々岡監督は離脱について「相当痛かった」と振り返った。その反面、復帰すれば大きな戦力になる。「龍馬が帰ってくればいろんな選択肢ができる」。秋山が加わった打線は、西川が復帰することでさらに破壊力を増す。
チームは前半戦を阪神と並んで2位で折り返した。首位・ヤクルトとは11差だ。西川は「ゲーム差はありますけど、個人的にはワンチャンスあると思っている」と言い切った。その背中を追いかけるチームの一翼となるため全力を尽くす。



